簿記の学習をさらにステップアップしていくと有益な学びに出会います。
それは検定でいえば、1級にチャレンジすると「会計学」と「原価計算」という学びが用意されているのです。
うーん何やら難しそう、とお感じになられるかも知れません。
しかし、どちらも、商業簿記・工業簿記の応用、
というか、もうすでに、実は2級までの学びの中に含まれていることなのです。
例えば「会計学」は、さまざまな取引を測って、まとめたり、表現する際に、
その法則などを理論的体系をもって解明しようとする学問のことです
どのような考えで取り組んで言ったらいいのかなど学びます。
例を挙げると…
「真実性の原則」というのがあります。
「真実なものでなければならない」
あたりまえといったらそうなのかも知れませんが、最高規範である原則です。
このようなことから学んでいきます。
また「原価計算」は、工業簿記の中のシステムのひとつで、
どうしたら適切にものを作る際の原価を決めていけばいいのかというやり方を示してくれます。
メーカーにおいては、或るモノを作るのにいくらかかるのか、これって簡単そうに見えて、
実はそうではありません。
原材料だって1個って区切られたモノばかりではありません。
じゃプラスティックならば何グラム使うかといった世界です。
また不具合もでるかもしれない。作成にあたって、他の費用もかかるかも知れない。
でもとても面白いですよ。
より深い世界に入っていくことになります。
経理の”深さ”を体験できます。