「自分に力をつけるためにも何か資格を取りたいと思うけどなにがいいのかなあ」
「経理や事務の仕事に活かせる資格はなんだろう」と思われる方も多いと思います。
経理の仕事は広く・深いので、国家試験から民間資格まで、さまざまな資格があります。
その中でも経理資格の王道は『簿記』です。
検定資格なので、レベルも選べて、とても取り組みやすいですね。
そして経理事務の仕事という意味では『パソコン』の資格も見逃せません。
就職転職という意味でも、また実務という点でも、この2つがとても重要でしょう。
またレベルアップという意味では『税理士』そして『公認会計士』とあります。
最近では『米国公認会計士』を考える人もいます。
こちらは国家試験なので、しかも大型資格ですね。
独立開業ができるレベルの資格です。
(米国公認会計士は米国各州が認定する資格、日本国内では日本の会計士と同じようには開業できないようです。
しかし世界中で通用する会計基準を学び監査法人への勤務などできるようです。)
しかしその中身は、違います。各々の専門があるのです。
経理の資格ですがそこまでレベルアップも可能。
いずれも簿記が基礎ですし、学びの前提になります。
もし経理の仕事に就職、転職したいとすると、簿記の資格は必須です。
日本商工会議所の簿記検定試験がメジャーですが、簿記3級 出来れば簿記2級がほしいところです。
これ、資格を持っている持っていないで、企業の採用試験の反応が随分と違うものになるでしょう。
経理の資格をとるのに、簿記検定3級であればざっくり2ヶ月くらいでしょうか(講座通学で週2日)。
大型資格へのチャレンジは得るものもとても大きいですが、
やはりそれなりの時間や手間はかかり、何年もかかってしまう場合もありえます。
何の為にどこまでのことが必要なのか、目的をはっきりさせて取組むことが重要ですね。
経理に役立つ資格で、王道は「簿記」と書きました。
が他にも役立つものはあるのでしょうか。
もし外資系に勤めたいというのであれば、英文会計 というものもあります。英語がお好きで役立てたいなら良いかも知れません。
内容は、日本の簿記と酷似しています。英文会計のベーシックなものなら、簿記3級とほぼ同じですね。
また経理だけでなく、他の分野の仕事を担当業務として取り組むのなら、
たとえば保険や給与計算などがあるとすると、ちょっと大型ですが社会保険労務士。更にキャリアアップも可能ですし役立ちますね。
簿記は就職転職に役立つだけではなく、ビジネスマンの自己啓発にも有効です。
経理の仕事についていなくても、営業マンなら売上と費用の知識が身につき、意識付けにも役立つでしょう。
そして何より、管理職となり、経営にかかわるようになってくれば、会社全体のことをあらわす簿記の知識は
必ず必要になります。
いろいろと述べましたが、経理の仕事に就くのに、
簿記の勉強をすることが、さまざまな仕事の基礎になりとても重要なのですね。
そのためにも資格スクールを調べてみてはいかがでしょうか。
日々試験傾向を研究した効率性重視したノウハウ、それが教材やカリキュラムに反映されています。
答案練習もしていきますが、出題傾向をしらべ的中を狙っていたりもするようです。
また休んでしまった場合にはクラスを振り替えたり、通信ならば質問電話やガンバリコールがあったりと、
とても親身に学んでいくことができます。
プロの無駄のない指導で短期合格を目指してみてはいかがでしょうか。
私は、初学のころに、簿記を習い始めてから、急に新聞の経済面がわかってくるようになったのを覚えています!
言葉の意味が分かるんですよね。見向きもしなかったこととかが、目を向けられるって結構自分の可能性を広げてくれることだと思います。
(2014年5月25日記事公開、2015年3月16日更新)
<関連ページ>
〇「経理の就職・転職と資格」
〇「簿記を通信講座で学ぶ」
〇「簿記を通学で学ぶ」